人気ブログランキング | 話題のタグを見る

フォトセッション 路地裏



路傍の石~馬場道

信州は平安時代、朝廷直轄の馬の生産地であったことから、今も自分の住む地区を『牧(まき)』と呼ぶ習慣が残っている。信州人が馬食を好むこともおそらくこの頃からではないかと言われている。下諏訪には今も『馬場』と呼ぶ地区があり、諏訪大社 秋宮参道からその辺りへ抜ける小路を『馬場道』と言われている。この『馬場』は、鎌倉時代の流鏑馬(騎乗しての弓での的当て)の練習場の跡と伝えられているが、そのエリアはおおよそ200mくらいの長さの長方形の土地であったようだ。この『馬場』も今は住宅街に飲み込まれてしまってはいるが、馬場の四隅を示す大きな石だけが何気なく路地の片隅に座しているのだ。それらは、字無で、その言われを教えてもらわなければ絶対に分からない様な、何でもない路傍の石なのであるが、何百年もの間、それを誰も動かさなかったことに、素直の驚くしかない。
路傍の石~馬場道_c0076084_16243626.jpg

by mash4488 | 2006-07-09 16:28
<< 番台 七つ蔵 >>


 路地裏 

by mash4488
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧